法律資格の受験指導を行う伊藤塾(運営:株式会社法学館、東京都渋谷区)は、宅地建物取引士(宅建士)の試験対策講座を受講料3万9,800円(税込)で提供しています。宅建士試験は年齢・学歴を問わず受験でき、2024年(令和6年)は申込者数が30万人を突破しました。物価上昇や雇用環境の変化を背景に、学び直し(リスキリング)として資格取得を検討する層の取り込みを狙います。
講座は、司法試験・予備試験など法律系資格の指導で培ったノウハウを宅建向けに応用するとし、費用対効果が見えにくいという受講者側の課題に対し、手の届きやすい価格設定を前面に出します。内容面では暗記偏重を避け、理解を軸に知識定着を図るカリキュラムを採用。受験者がつまずきやすい「権利関係」を重点分野に置き、民法を基礎から解説して応用力につなげるとしています。
学習の進め方はオンライン中心で、スクーリング、質問会、模擬試験などでフォローすると説明しています。宅建の学習で扱う民法は行政書士や司法書士など上位の法律資格にも関わるため、同社は宅建を「法律資格キャリアの入口」と位置づけています。今後は、仕事と両立しやすい学習設計と低価格を武器に、資格取得層の裾野がどこまで広がるかが焦点になりそうです。
